のほほ~んと

色々あるけど のんびり のほほんと歩きたい

搾取される人 社畜

仕事に忙殺されていた頃

頭にふと「搾取」という文字が浮かんだ。

搾取されているような気がする・・

 

仕事をこなせば こなすほど仕事量が増えていく。

仕事をすれば するほど与えれれる仕事も増えていく。

 

1日24時間 半分以上を職場で過ごしても終わらない仕事。

 

それは 雪国の雪かきという作業にも似ていた。

雪かきは、生活道路を確保するため 家を守るため 小さなシャベルで雪をどかすハードな肉体労働だ。

 真冬の雪かきの作業はやってもやってもキリがない。降り続く雪は数時間でせっかく作った道を埋めていく。

 雪国に生まれた宿命と諦め また黙々と雪をかく。

 

当時、降りしきるあの真冬の雪のように息が出来ないほどに私の周りに仕事が積もっていた。

人は忙しすぎると考えられなくなる。

日々仕事をこなすことに精いっぱいで 残業時間も月に100時間近くなり、身体が悲鳴をあげた。

 食欲がなくなった。

 綺麗にしよう お化粧しよう 髪を整えよう という気持ちがなくなってきた。

 身体は疲れているのに眠れなくなった。

 身体がだるくて仕事が休みの日は ベットから出られなくなった。

 何もする気がなくなり 仕事から帰るとソファーへ直行。そのまま朝まで寝てしまう。

 

 そんな日が続き

 

 このような状況をみかねた家族の助言もあり

 転職することにした。

 正直言って転職は 嫌な事柄から逃げるようで嫌だった。

 

 忙しい職場ながらも 人間関係は良好だった。

 

 それに 私が辞めた後あの仕事は誰がするのか?

 職場に残ったスタッフに迷惑がかかるのでは?等々。

 

 色々考えたが

 私は 自分を守るべく転職を決め 「搾取される人」もやめた。

 

 幸いにして

 すぐに転職先はすぐに決まった。

待遇も前職とほぼ変わらず有難いことだった。