子どもを連れて離婚して数十年がたちました。
元旦那はモラハラ夫
気にいらない事があると物を大きな音で叩いたり投げつけたり、壊したりしてました。
「子どもの玩具の携帯電話が鳴ってうるさい」とバキンと折って壊したり、
「ライターの火がつかないから」とライターを床に叩きつけたり、
子どもが赤ちゃんの頃「夜泣きがうるさい」 寒い冬の夜に私はパジャマのまま子どもと外に追い出されたり・・
モラハラ夫は言います。うるさい事が悪いのだ。うるさいからそういうことをされるのだ。俺は全く悪くない。
言うことを聞かないからと子どもに暴力を振う時もありました。私は彼の手を遮り子どもを必死に守ろうとしましたが、男の人の力には到底かなわず自分の無力さが悲しかった・・。
モラハラ夫の言い分 言うことを聞かないから叩いて躾けるのだ。暴力ではない。俺は全く悪くない
当時は 彼の存在が絶対で
怒らせないように気を使い言うとおりに動いていました。
今から、考えるとオカシイことだけれど
彼に私は支配されていたのだと思います。
でも私は 離婚するつもりなんてさらさらありませんでした。
結婚したからには何があっても一生添い遂げるものだと固く信じていたし、私さえ我慢していればいいと思い込んでいたからです。
しかし歪みが子どもに表れてきました。
子どもが学校に行けなくなり登校拒否になったのです。
元夫は学校へ行けない子どもを責め
「学校へ行けなくなったのは母親である私の教育が悪いからだ」と責められ
毎晩のように大声をだしていた元夫。
何で俺の子どもがこうなるんだ。おまえのせいでこうなったんだろう。俺は悪くない。むしろ俺は被害者だ。
私は今までの事 現在の事を親に初めて打ち明けて相談しました。
それから色々ありましたが 離婚する決意をしました。
離婚して元夫と離れて暮らし
初めて呼吸をするような不思議な感覚を覚えました。
そして大きな声をだして笑うようになりました。
しばらくして
「あのね、お父さんがいなくなったら ゆっくり眠れるよ。
毎日、毎晩静かでいいね。」
と子どもから聞かされた時 ハッと気づきました。
子どももこの小さな体で目一杯我慢をしていたことに。
毎晩、布団の中で聞こえるお父さんの怒鳴り声はさぞ怖かったでしょうね・・。
ごめんね、早く気づいてあげられなくて と
※まるで元夫は鬼のように書きましたが、子どもには優しい時もあり今はお父さんを嫌ってはいません。離婚してお父さんと子どもと距離をとってよかったと今は思います。