のほほ~んと

色々あるけど のんびり のほほんと歩きたい

母が天国へ行く直前に 後悔していること。

母危篤。

 

連絡を受け

病室についたときはもう母は意識が無い状態でした。

 

すい臓がん末期、 延命治療はしない方針でした。

 

私は母の傍らで

白くて柔らく 細くなった母の手を腕をさすりながら

「お母さん、お母さん」と繰り返し静かに話しかけてました。

 

 

この 数日前のこと

母が長女(私の子ども)に 泣きながら訴えていたそうです。

「このまま、死ねない。○○(娘である私のこと)が心配で死ねない」と

幾つになっても親は子の心配をするもの。ましてや母子家庭となった私が不憫らしい

 

私は長女から聞いたこの話を思い出しながら

肩で息をしながら 呼吸が苦しそうな母を切ない思いで見てました。

頑張り屋の母のことだから

とても辛い中 私のために頑張って生きようとしているように見えました。

 

私は 母の手にぎり

心の中で。

「お母さん、私は大丈夫だから、安心して。もう こんなに頑張らなくていいよ。」と

つい呟いてしまったのです。

 

そうしたら

血圧が下がり 呼吸が止まり そして心臓も脈を打つのを止めてしまいました。

 

母は穏やかな顔で旅立ちました。

 

私は後悔してます。

頑張っていた母に対してひょっとして余計な事を言ってしまったのではないかと・・。