のほほ~んと

色々あるけど のんびり のほほんと歩きたい

旅立った母が身を持って教えてくれたこと 良い人と 都合の良い人の境界線。

実母は太陽のように明るく、元気。

母の近くにいると皆が元気になれました。

芯が強く、しっかり者、よく気が付き 何事にも精いっぱい頑張って努力を怠らない等々

自慢の母で 私も子ども達もそんな母が大好きでした。

 

しかし、

ガンで入院した途端

 

軽度だった認知症が一気に悪化。

聞き分けのない母になる時間が多くなりました。

 

認知症だから

今の状況が理解できず そのようになるのは仕方のないことです。

 

でも、

母は諦めずに何事にも頑張る事は止めませんでした。

 

例えば

目を放すと点滴を外そうとする、荷物を持って家へ帰ろうとする

ベットから何度も抜け出そうとする(逃げ出す?)・・等々。

諦めずに何回も何回もトライをするものだから正直言って、私は困りました。

 

母の長所であった「諦めず頑張る所」は 長所で無くなってしまった・・

まるで大好きな母を否定するようで悲しい気持ちになりました。

 

でもこれは 全く母のせいではなく 介護(看護)する側の都合です。

 

 

 

「良い人」とは 

「それは他の人にとっては都合の良い人なのかもしれない」

 

例えば

「良い子ども」

「それは親にとって都合がよい存在なのかもしれない」

 

人が人を決める基準は あてにならない時があります。だから惑わされずに・・

母が身を持って 私に最後におしえてくれたことだと思います。